巷で話題の【作曲少女】シリーズの第3弾、作曲少女2を読んだ感想です。
とにかくばちばちに良かったので、この気持ちを早く誰かに伝えたくてしょうがないという勢いで感想を書いていきたいと思います。
作曲少女2はラノベとして最強でした。
作曲少女2は
著者:仰木日向先生 イラストレーター:まつだひかりさん
コンビによる【作曲少女】【作詞少女】に次ぐ第3弾の作曲入門ライトノベルです
物語は第一弾【作曲少女】での、
天才JK作曲家の珠ちゃん(帽子かぶってる金髪の子)と
珠ちゃんに習って作曲ができるようになったビギナーのいろは(赤のショルキーの子)
の仲良しコンビ(かわいい)が作曲部を作ろうとしているところに、動画サイトでいろはの曲を聴いて感動した
吹奏楽部出身のうぐいすちゃん(片目の子)
が加入して、創作の感動や苦しみを爆発的に青春しながら成長していくストーリーです。
主要キャラは【作曲少女】や【作詞少女】で登場したキャラが多いので、それらを読んでいるとなお楽しめるストーリーとなっています。
著者の仰木日向さんの、現役の女子高生なのかと思うほどの心理描写の良さみと、王道青春成長ストーリーの気持ちよさで本当にあっという間に読めてしまいました。
単純にラノベとして強かったです。普通に泣きました。
あとね、絵がもうほんと可愛いんですよ。
推し絵師のまつだひかりさんなんですけど、もう本当に最高です。たまらんのです。
表紙カバーの裏です。あらもう可愛いわね。
中身をあんま写すのもあれなのでこのくらいにしときますが、もうとにかく本当に挿絵が可愛くてしょうがなかったです。ツイッター絶対にフォローしたほうがいいですよ。
(Hな絵ようのアカウントもあるよ)
とまぁこんな感じのスーパーなコンビでラノベとしての最強さを紹介したんですけど、特に僕がぴえんしてしまったシーンはここでした
作曲少女2のこの会話が分かりすぎて泣いた。 pic.twitter.com/wwYpDC05L8
— ほそまつちよ (@kotukotuganbar) March 10, 2020
とある理由で、自分には作曲ができないんじゃないかと悩むうぐいすちゃん(新しく入ってきた片目の後輩ちゃん)のことについて珠ちゃんといろはが相談するシーン。
「無理に作曲しなくても、聴く楽しみだって、他の楽しみだってあるじゃないか」
という天才JK作曲家の珠ちゃんの言葉に対して、
(ちがうんだよ珠ちゃん、そういうことじゃないんだ、、あの気持ちは)
と、いろはが語ったものです。
本当にえらい泣きました。
作曲少女のことが気になって、この記事を読んでくれているあなたにもこの気持ちは伝わるんじゃないでしょうか。
あの、何とも言えない窮屈さというか、もやもやした感じが。
作曲少女でも、作詞少女でもそうだったんですけど、このシリーズは本当に「創作の根本の本当に大事なこと」をドストレートに教えてくれます。作曲に限らずすべての創作に繋がる大事なことなんだろうなぁとひしひしと伝わってくるのです。
なんかもう、去年の自分とものすごく重なってえんえん泣きながらも、本当に沢山の財産を得た感じがしました。
とにかくもう最高なので是非読んでほしいす。
とまぁ締める感じになってしまったんですけど、作曲の技術書としてもとても参考になりまくりだったので、ちょっと紹介したいと思います。
作曲少女2は作曲の参考書としても最強でした。
僕の考えとしては、作曲少女2は
「作曲少女を読んで初めて曲を作ることができて、その後も何個か曲を作れるようにはなったけど、自分の感情をそのまま音楽にすることはできずに思ったような曲が作れない」
という、
現状の僕のようなレベルの人にスーパーに参考になる本だと思います。
いろはの視点になって珠ちゃんから習っていく感じで色々と学んでいくんですけど、
とにかく珠ちゃんの説明が分かりやすいのです。
珠ちゃんの分かりやすい解説のおかげで、
作曲を独学でやって行く中で、グーグル先生や他の音楽理論書で学んできた中途半端な知識の点と点がめっちゃ繋がっていきます。
読んだら分かると思うんですけど、
「あ~、あれってそういうことだったのね」
の感情が口からはみ出まくって
「はあ~」「ほえ~」
って二兆回は言うと思います。確実にスキルアップできました。
具体的なテクニック等も結構紹介されていて、たとえばこのベースを打ち込んでいくシーンでは
あえてちょっと見にくくしてますが、こんな感じにDAWの画面も交えて説明が入るので、すぐに真似ができますし、どちゃくそ分かりやすいです。
あとは、コードチェンジも今まではそんなに理解できていなかったのに「ははーん、そうゆうことね」状態になることができました。入門知識だとは分かっているけど、断片的な知識が繋がっていくのは気持ちよかったです。
五度圏もそういうことだったのねって感動しました↓
何回も言いますけど、とにかく挿絵が可愛いですね。。
あとは自分の現状に見合った作曲のスキルアップのための修行法や覚えるべき知識などが沢山のっていて、独学で完全に迷子になっている僕にとっては地図のような役割もしてくれました。
というわけで初心者ボカロP友達は読んだ方がいいよ
まとめ
とまぁこんな感じでとても心動かされつつ、沢山学ぶことができた作曲少女2がばちくそにおすすめですよという記事でした。
前の2冊も本当に良書なので是非読んでみてください。
↑ここを押すと僕は0.2円くらい貰えるみたいです。世の中って不思議だね。